■アーニー・エルス
ちょうど5年前になるんですね...。2005年の全米プロ選手権の前週、当時世界ランク3位だったエルスは家族とセーリングに出かけた際、子供と遊んでいて膝を捻り靭帯を損傷。すぐに手術を行いシーズン中には復帰できなかったものの、年内の欧州ツアー(ダンヒル選手権)で見事復帰して優勝。
ケガの後遺症に加え、息子の「自閉症」などもあり長いスランプに突入。2007年に「タイガーから1位の座を奪う」3ヵ年計画を公にし、その3年目にあたる今年は既に2勝(全米OP3位)を挙げFedEx Cupポイントランクでトップに立っています。
今年の活躍を見ればもう膝手術の後遺症はなくなったかな...。子供は時に予測不能な動き方をするので要注意ですね。
今年の「バレロテキサス・オープン」で見事2年ぶりの優勝を果たしたアダム・スコット。パットの名手、デイブ・ストックトン氏にも助けられ、1年以上続いたスランプから脱出しました。
スランプに入る前の2008年、いくつかのマヌケな理由で体を痛めていました。サーフィンが趣味のスコットはオフの間オーストラリアで波乗りを楽しんでいたのですが、海から出てこようとした時に右膝を捻って脱臼。年明けの開幕戦には間に合ったのですが、「治療に十分な時間をかけなかった」ため成績も悪化。万全な状態でプレーすることができずシーズン序盤で6試合連続予選落ち。FedEx Cupポイントランクも2008年の47位から110位に転落してしまいました。
ケガをした当初、スコットは
「足をしっかりと真っ直ぐに伸ばせない。ショットすることは問題ないのだけど、歩くのが...」
と苦しんでいました。実はそれ以前にも大怪我をしていて、その時は車のドアに手を挟んで手の骨を骨折という離れ業を見せてくれていました。
見かけによらずおっちょこちょいなのかも...。
■フィル・ミケルソン
昔過ぎて忘れてしまってしまっている人も多いのでは。1994年、当時まだ23歳だったミケルソンは開幕戦のメルセデス選手権を優勝、地元サンディエゴでのビュイック・インビテーショナルで3位に入り一躍スター選手の仲間入りを果たしたと思いきや、翌週のオフにスキーをしていて大腿骨を骨折。全治3ヶ月。
当時、ミケルソンなど多くのプロゴルファーを治療していた医師は
「彼らもアスリート。超人的な能力を持っていると勘違いしてしまうのでしょう」
と語っていました。
■マーク・ウィービー
80年代にPGAツアーで2勝挙げ、今はチャンピオンズツアーでプレーするウィービー。ミケルソン同様、こちらも1984年春先にスキーをしていて転倒した際、肩を負傷。全治6~8週間。
■マーク・カルカベッキア
最近チャンピオンズツアー入りしたカルカベッキア。90年代、オフを見つけてはスキーに励み、一度事故で膝の靭帯、軟骨を損傷。関節鏡視下手術を受けツアーに復帰するも、しばらくは足を引きずりながらプレーをしていたとか・・・。
■ブラッド・ファクソン
PGAツアーで8勝を挙げたパッティングの名手。2005年の優勝を最後に徐々にツアーの最前線から姿を消し、今ではテレビ解説者としても活躍。1993年にはスキーで胸郭を打撲、シーズン序盤を棒に振った。
■クレイグ・スタドラー
80年代からPGAツアーを代表する選手の一人だったスタドラー。1982年にはマスターズを勝ち、PGAツアーでも通算13勝。1990年にはスキーで肩を負傷、オフに手術が必要なほどの重傷。その後は復帰、2004年にチャンピオンズツアーの一員になり初年度にいきなり賞金王に輝く。
■ホセ・マリア・オラサバル
1999年、パインハーストで開催された全米オープン。初日「75」を叩き、怒りを抑えきれず壁を殴ってしまい、見事に手を骨折。棄権を余儀なくされた。
■ボビー・クルークシャンク
1920年代初旬から30年代中旬までプロツアーを賑わせたスコットランド出身のクルークシャンク。キャリアを通して16回もメジャートップ10に入ったが、あと一歩届かなかった。
その一つが1934年の全米オープン。36ホールを終えた時点で首位に立ち、大会3日目の11番ホール、2打目がクリークに向かったが運良く岩に当たりボールは跳ねてナイスオン。喜びのあまりクルークシャンクは持っていたクラブを宙に投げ、
「神様、ありがとう!」
と天を仰ぐ。
しかし、天から落ちてきたのは放り投げたクラブ。ヘッドが頭部を直撃。そこからは、まるで天から罰が下ったように連続ボギー。結果、3位タイ。
クラブは打つものであり投げるものではない、という教訓なのでしょうか...(タイガー、聞こえてるかな...)。
■アンソニー・キム
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photo: zimbio.com
現世の「キング・オブ・Manuke」かもしれません。なにせ、自分で自分のことを
「歩く災難」
と言うくらいですからねw
キムは2008年に2勝を挙げて開花。その年、友人の家の階段を降りていたところバランスを崩して足首捻挫。また、乗馬をしていてあわや顎を骨折するケガを負う。
今週のWGCブリヂストン・インビテーショナルでツアーに復帰しますが、5月初旬の左手親指手術で3ヶ月戦線離脱。以前にもボストン・レッドソックスのバッティング練習に参加し、バットを振りすぎて試合前に筋肉痛状態に。
「俺を必要としていたかもしれないから準備していたんだ」
なんて冗談を言っていましたが、自己管理のほどお願いします。
■サム・トーレンス
このケガは伝説。
トーレンスは1970年代から90年代後半まで欧州ツアーで活躍した名プレーヤー、プロ通算43勝。ライダーカップに9度出場し、最後の出場となった2002年にはキャプテンとして参加。見事欧州チームを優勝に導きました。意外な一面をもっていて、トーレンスは眠りが浅く、「夢中歩行」(寝ぼけながら歩いたり身体を動かしてしまう)してしまうほどだったのだとか。
プレーヤーとして参加していた1993年のライダーカップ。妻とホテルの寝室で寝ていたところ、トーレンスは寝ぼけていたのか部屋の隅に飾りで置いてあったユッカ属の植木を侵入者と勘違いしてしまい、思いっきりタックルしてしまったのです。
結果、あまりの衝撃で足を骨折。翌日に控えていたシングルス戦を棄権する大事態になってしまったのです。(その年のライダーカップは米国チームが勝利)
「その後数ヶ月間は、同僚たちから容赦なくからかわれました。試合で木に打ち込んだら、『サミー、気をつけて。そっちはジャングルだよ』ってね」
とトーレンス。こんな秘話があったとは驚きです。今の時代、ライダーカップという大舞台でこんな事件があったらメディアやファンにすごい勢いで叩かれるんでしょうね。
ちなにみ、ユッカ属の植木ってこんな感じですね。
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photo: flex flower
痛っ。でも一つ疑問。この木をどうタックルしたら足を折れるんだろうwww
ユッカの木は「幸福をもたらす」と言われているそうですw
・・・・・・
ツアープロは常にどこかしらに痛みを抱えながら出場し続けるもの。ただし今回の例は完全に防げるものであり、自己管理不足ですね。一昔前まではみんなスキーやってた感じですね・・・。
他に「こんな人もいる・いた!」というのがありましたらコメントで教えてください!

