先週、こちらでも公開していたカミロ・ビジェガスとテーラーメイドゴルフの契約の件。
やはり訴訟大国アメリカ、ややこしい話に発展しているようです。
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photo: zimbio.com
テーラーメイドゴルフは8月3日、カミロ・ビジェガスと2011年からギア、ウェア、ボール、シューズ、グローブの使用契約をし「テーラーメイドゴルフのツアープロの一員になる」と発表。また、この文書でビジェガスはケニー・ペリーやマイク・ウィアなどの「著名テーラーメイドプロに加わる」としています。ペリーとウィアは共にタイトリストとボール契約をしていて、タイトリストまたはフットジョイのグローブを使用しています。
この発表を受けて5日には現在ビジェガスと契約をしているフットジョイ、タイトリストの親会社アクシネットがテーラーメイドに対して仮差し止め命令を求めマサチューセッツ州最高裁判所に訴訟を提起。更に、これ以上ビジェガスとの契約締結内容について公開しないよう求めています。
そして先日9日、コブラもアクシネットと同様の訴訟を起こしました。アクシネットは「テーラーメイドゴルフは当社のビジェガスとの契約を妨害した」として、テーラーメイドゴルフに対して損害賠償を請求するとのこと。その額は明らかにされていません。
ご存知の通り、現在ビジェガスはコブラ(ギア)、タイトリスト(ボール)、フットジョイ(シューズとグローブ)と契約しています。タイトリストとフットジョイはアクシネットの傘下にあり、コブラも今年の初めまでは子会社でしたがPUMAに売却されています。ビジェガスとアクシネットの契約は2008年1月1日から今年の12月31日まで。
今回の件がここまで大事になっているのは、ビジェガスがアクシネット、コブラと契約中であり、現在契約しているメーカーの合意を得ずにテーラーメイドが先走って発表してしまったから。特に、これからの時期は来年度の新製品発表に向けて各メーカーの営業チームも各所を走り回り始めるタイミング。「来年ビジェガスはコブラから離れるらしい」という噂が一人歩きしてしまえば、コブラにとってのダメージは計り知れません。
アクシネットの副社長ジョー・ナウマン氏は
「この競合メーカーは、とある選手が他メーカーと契約中にも関わらず、自らが契約する意思があることを公にアナウンスし、選手の契約を妨害した。常識では考えられない。...テーラーメイドゴルフのプレスリリースのタイミングは明らかにアクシネット社に危害を加える意図的なものであり、カミロの契約の価値を下げるものだ。テーラーメイドとカミロのエージェントの行為は非難されるべきであり、アクシネット社に対して修繕不可能な著しい損害を与えた。カミロはアクシネット社と年末まで契約していて、その期間中は約束が尊重されることを願っている」
と、当然ながら怒り爆発。
テーラーメイドが発表したリリースには「詳細は2010年9月10日公表される」としています。奇しくも、テーラーメイドの新製品発表はその前日の9月9日。このタイミングでビジェガスのチーム入り、そして彼が来年度使用するであろうギアを大々的に発表したかったのでしょう。
これだけ大事になってしまったのですから恐らく年内の大きな動きはないのでは...。
今季のビジェガスはホンダクラシックで優勝し、WGCアクセンチュアでも3位に入るなどシーズン序盤は絶好調でした。しかし全米オープンから70位タイ→44位タイ→65位タイ→71位タイと低迷気味。
こういう話が出てくるということは本人もギアに対する不満、悩みがあるのでしょうね...。


