惜しかった、本当に惜しかった、そしてしぶとかった!全英リコー女子オープン最終日、ヤニ・ツェンと4打ビハインドでスタートしたキャサリン・ハル。序盤で1打差まで詰め寄るも、ハーフをターンした時には再び4打差に広げられていました。後半を迎えた時は「あー、厳しいかな」と思いましたが、そこからも腐ることなく1打1打、一歩一歩詰め寄って最終ホール、最後の一打までヤニとのデッドヒートを演出してくれました。
オーストラリア出身、2004年にツアー参戦した28歳。これまでツアーは1勝。2008年カナディアン女子オープンで、皮肉にも今回デッドヒートを演じたヤニ・ツェンを最終日に6打差を逆転して優勝。今回はヤニを捕まえることはできませんでしたが、LPGAツアーで新たに注目すべき選手かもしれません。
最終ラウンド後の記者会見を訳しておきました。

photo: zimbio.com
Q:惜しかったですが、素晴らしいパフォーマンスでした。
キャサリン・ハル:
「ありがとうございます。今は素直に嬉しいです。最後、ショートゲームがうまくいきませんでしたが、それもゴルフです」
Q:17番は残念でしたが、それ以外ではパッティングは好調だったのでは?
ハル:
「そうですね、あれは入ったと思ったのですが...。ラインにも乗っていたし、距離感も合っていましたが最後の一転がりがなくて落ちませんでした。非常に残念ですが、全力を尽くしました。今週は良い状態で迎えることができました。あとは冷静にプレーをするだけでした。今週はたくさん収穫がありました。ハッピーです」
Q:序盤に1打差に詰め寄ってハーフのターンでは最初の4打差に戻ってしまいました。そこから再び詰め寄っていけた理由は?
ハル:
「プレーしている時は自分のゲームプランを実行して、可能な限りベストショットを打っていくだけです。あとはなるにしかなりません。結果だけを追い求めず、最後まで『過程』にコミットできたことに関しては満足しています。
「実は、14番のグリーン上でキャディと話していたんです。『あなたがこのショットを打つのを手伝ってくれたら...』、ってこれはこういう場で言っていいのか分からないですが、まー、いいです、ここまで言ったんだから。(この状況下で)『ウ○チを漏らしてしまっても、私は次のショットは打たなければいけない』と言ったんです。そういう精神状態だったんです。ショットをしては次のショットを打ち、その繰り返し。結果がどうなんてあまり考えないんです」
Q:今週得たものは何ですか?
ハル:
「大会を通してボールストライキングには非常に満足しています。もっとショットに対する集中力は高めなければいけないのは分かってます。今週はうまくいきましたが、もっと自分の身体に染み込ませなければいけません。それでも平均的に全てがうまくいきました。自信にもなりましたし、これからは正しいことをやり続けて、今までのように、いや、今まで以上に努力して上位争いに入れるようにしなければいけないと」
Q:ショートゲームの話が出ました。具体的に何でしょうか?プレッシャーがかかった状況でも技術的なものでもいいのですが。
ハル:
「いいえ、技術的なことやルーティーンはありません。必要なのは練習量。全ては自信に繋がっていて、ここ一番での時に本能的に打てるくらいの感覚にならないといけない。ショットの技術云々ではなく、もっと練習を重ねてそれを自分の身体で覚えることが課題です」
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「ウ○チを漏らす」のくだりは、要約すると、
「キャディが代わりに打ってくれれば楽なのに・・・でもゴルフは最初から最後まで自分との闘いであり、何が起きても誰も助けてくれない」
ということなのだと思います。それだけ、目の前の一打に全力を投じていたということなのでしょう。本人も言ってますが、最後の大詰めでのアプローチのミスを防ぐためには身体に染み込ませるくらい練習しなければいけないということなのでしょう。
これからどういう選手になっていくのか要注目ですね。
