プレジデンツカップ初日のフォーサム最終組。世界選抜はY.E.ヤンとレティーフ・グーセン、米国チームはジャスティン・レナードとジム・フューリック。
米国1アップで迎えた最終ホールのグリーン上でちょっとした事件が・・・。
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photo: espn.com
中継をご覧になっていない方のために、まずは映像で。
補足説明しますと、このパー5を米国チームは2オン、世界選抜チームはグリーン脇のラフに。ヤンのアプローチはバーディチャンスに寄って、これをグーセンが見事に沈めます。
フューリックの第3打目(イーグルパット)はカップ手前90センチで止まり、レナードが沈めればお互いバーディで米国チームが1アップで勝っていたのです。
しかし、ここでグーセンが理解不能な行動を取るのです。
自分のバーディパットを沈め、ボールをカップから拾うとキャップを取ってフューリックに握手を求めるように歩み寄ったのです。
この時、レナードは残りのパットのラインを読んでいて、一瞬その場の空気は止まり...フューリックに何か一言声をかけられたグーセンは我に返りまたキャップを被ったのです。
一般的に、最終ホールでキャップを取って相手に歩み寄る行為は「試合終了」を意味します。あの時点で帽子を脱ぐということは、「パットを打たなくても良い」と受け取ることができます。
でも、最後の一打が残っていたのにも関わらず、なぜグーセンはキャップを取ったのか?
ここで考えられるのは...
1.スコアがオールスクエアだと勘違いしていて、「OK」を出そうとした。
2.外すわけのない距離だったため、「OK」を出して敗北を宣言した。
3.自分のパットが「パー」パットだと勘違いして、残り90センチを3パットすることはないだろうと思い敗北を宣言した。
このシーンが問題になったのは、この1メートルもないパットをレナードが外してしまったからなのです。あの場で「OK」と取られていたら、世界選抜チームは貴重な(貴重な!)0.5ポイントを相手に謙譲していたのです。
動画にも出てきましたが、最後の微妙なやり取りについて聞かれたフューリックは、
「彼に聞いてくれ。恐らく何か勘違いでもしていたんじゃないか。『OKなの?』と聞いたら、『...あれ、混乱してる』と言ってた。分からない、彼に聞いてくれ」
と言っています。
プレー終了後、グーセンは米国チームキャプテンのフレッド・カプルスとレナードに紛らわしい行動について謝罪したそうです。
最終組だったこともあり、全選手がグリーン脇で観戦していて者の反応はというと...
■フレッド・カプルス
「彼(グーセン)は何か意図があってやった(キャップを脱いだ)わけではないし、ジャスティンも文句は言っていない。誰も問題だとは思っていない。4対2で終われると思ったか?もちろん。でもあれがプレジデンツカップ史上で最後のパットミスになるわけではないし、逆にその恩恵を受ける時だってあるだろう。だから明日、また3.5点を取りにコースに戻ってくるだけだ」
■スティーブ・ストリッカー
「正直、(グーセンの行動は)紛らわしかった。彼は『OK』を出すようにも見えた。実際は出さなかったわけだけど...。あとでフューリックに話したけど、彼は誰も『OK』は出さなかったと言っていた。でも周りで見ていた方としては、敗北を認める行動にも見えたよ」
■グレッグ・ノーマン
「彼(グーセン)は試合が終了したと思ったんだ。彼はパットに対して『OK』は出していない。単純に試合が終わった、と思っただけ。純粋に彼の勘違いで、何か意味や悪気があったわけじゃない。緊迫した試合で起きてしまったことだ」
そして、パットをミスしたレナードは
「酷いパットを打ってしまった。あれを決めなければいけない局面なのは分かっていた。不運にも外してしまった」
と反省。
結局、残り2ホールで2アップだったレナードとフューリックはオールスクエアにされてしまい、スコアだけを見ると同点ですが、気分的には敗戦なのではないでしょうか...。また、あの1打のおかげで、米国チームは初日を4対2で終えられていたところを、3.5対2.5にしてしまったのです。
果たして、その0.5点が最終結果の差になってしまうのでしょうか...。
どうでもいいですが、
グーセンさん、せめて自分の組のスコアくらいは覚えておいてください!
